信楽蹲る壷 S-1 | 信楽花入 S-2 | 信楽掛花(蹲る) S-3 | 信楽水指(擂鉢) S-6 | 信楽掛花(宝珠) S-5 |
¥630,000(税込) | ¥630,000(税込) | ¥189,000(税込) | ¥399,000(税込) | ¥189,000(税込) |
信 楽
信楽はやきもの好きが最期にたどり着くやきものといわれています。
日本六古窯のひとつに数えられ、1000年の歴史を持ちます。聖武天皇が遷都しようとした地で、
地震・火災・疫病が原因で断念したといわれる「紫香楽宮」を建設するための瓦をを焼いたのが嚆矢とされます。
その後、農民たちが自ら使う雑器を焼いたものが古信楽と呼ばれるものです。
室町から桃山時代にはその雑器のなかから、
茶人たちが優れた鑑識眼で「侘び茶」の思想に適うものを取り上げました。
小振りの種壷を花入に見立て「うずくまる壷」に、
麻の繊維を煮出すバケツ状のものを水指に見立て「鬼桶」と呼んだのは有名な事例です。
信楽は伊賀と並んで耐火性の高い土を用い、穴窯という小さな窯で
赤松の薪だけを使い1350℃以上で焼かれます。
火色の美しさ、赤松の灰が熔けてできる自然釉のビードロは
原始的な穴窯でなければ出すことのできないものです。
杉本さんは古くからの手法をそのまま受け継ぎ、愚直な姿勢で焼かれています。
その作品は古器に迫るものと評価されています。