あくび布袋(1-9)

 
布袋和尚は唐時代中国に実在した僧
民衆の中に生き、いつも大きな袋を担いでいたところから
「布袋」と呼ばれて親しまれていたと言います
「あくび布袋」は仏教の教えに出て来る
”釈迦入滅後56億7千万年後に現れて人々を救済する”
という弥勒菩薩を待ちくたびれてしまった布袋を
ユーモラスに描いています
また、布袋は弥勒菩薩の化身とも言われるので
逆転した構成が面白いですね
江戸末期の仙腰a尚が好んで描いた画題
 
色紙(24.2cm×27.2cm)特注の唐紙(竹紙)
 額 桐製の特注 作者の意向によりガラス板等の保護板無し