G-5K4ZY740M6
 
 
ホームページへ
  玄覚貞光 (杉本貞光) 侘び寂びの世界
 
 
 
私は、信楽の山中に穴窯を築き、古信楽・古伊賀を範として
 
作陶を続けておりましたところ
 
昭和の大茶人、今一休などと謳われた
 
大徳寺如意庵・立花大亀老師の知遇を得て
 
老師より「桃山に帰れ」という大きな使命を与えられました。
 
千利休とその後継者古田織部に依って
 
一気に花開いた桃山時代の和物の茶陶。
 
それまで茶の湯に使われた道具は、
 
海外から請来されたものでしたが
 
利休の指導に依る長次郎の楽茶碗を始めとして
 
織部が指導した伊賀・備前・唐津・美濃など
 
和物が唐物・高麗物に伍して登場します。
 
更に江戸初期には、本阿弥光悦という大芸術家が現れて
 
陶器・漆器・書の分野に於いて優れた作品を残しました。 
 
松尾芭蕉が提唱した「不易流行」という言葉があります。
 
 「侘び寂びの心」という“不易”・・・変わらざるもの。
 
“流行”とは・・・芸術の世界における様々な切り口。
 
私はこの言葉をこのように理解しています。
 
利休は「用の美」織部は「動きの中の美」
 
光悦は「自然の中の美」を表現しています。
 
それら利休・織部・光悦、それぞれの“流行”に学びながら、
 
私の“流行”を作り上げていく作業を
 
生涯続けていきたいと思っています。
 
一方で大亀老師は「今こそ利休に帰れ」と
 
現代に警鐘を鳴らし続けておられました。
 
混迷する現代にこそ「侘び寂び」の精神が
 
求められているように思います。
 
私は、「侘び寂び」の心を表現しようと、やきものに留まらず
 
禅画の世界にも挑んでいます。
 
ご縁があって、建仁寺管長・小堀泰巖師より
 
2014年に「玄覚貞光」という戒名を授かりました。
 
今後は「玄覚貞光」として活動して参ります。
 
玄覚貞光
 
 
 
このサイトは、杉本貞光先生の委託を受けて
ギャラリーレックス(寺垣外窯企画展示室)が
企画・制作しているページです。
 
〒444-0875 岡崎市竜美西2-9-11
 
ギャラリーレックス(寺垣外窯企画展示室)
 
TEL 0564-54-2371
 
E-MAIL mail@japanartweb.com