2016.12,22  加彩胡人俑

俑は墳墓の副葬品として墳墓に収められるものです。
春秋戦国時代から本格的に用いられるようになり
漢~唐の時代には優品が多く見られます。
唐代には三彩の俑も並行して
使われるようになります。
胡人とは西方からの外国人を指しますが
多くはシルクロードの交易に携わった
ペルシャ系の商人・ソグド人です。
胡人俑はラクダの馬丁など荷役人夫が多いのですが
写真の胡人俑は、中国式の礼の形を取っており
威厳のある風貌から大使級の人物と思われます。
余り類例を見ない作品です。


              
唐 加彩胡人俑