2017.1.19 源内焼

唐三彩をはじめ三彩のやきものは
それぞれの色釉の溶融点が異なるため
一部の釉が熔けて流れてしまうという特徴があります。
平賀源内が指導して作られた源内焼は
源内が長崎遊学の際に学んだオランダの新しい技術を
取り入れています。
それは色釉を一旦ガラスと一緒に熔かし
それを冷却後、粉末にしたものを釉薬とするものです。
そうすると、全ての色がガラスの融点で熔けるので
同じ状態で発色するという訳です。


                源内焼 獅子香炉図