禅画とは?

 

  室町時代は現代に繋がる日本文化が培われた

時代と言われ

能・狂言・茶の湯・連歌など新しい

文化が生まれました。

絵画でも鎌倉時代に禅僧がもたらした

宋代の中国文化の影響で

色彩が淡泊な水墨画が好まれるようになり

更には「禅」と日本人が古来より持つ

「わび・さび」の精神が融合して

簡素で清浄・典雅な幽玄の世界

「禅画」が生まれます。

その表現するところは、写実ではなく、

悟りに至る求道の過程を描き

眼には見えない「仏心」を表したものと

言えるでしょう。

題材としてよく描かれたものは

達磨 布袋 寒山拾得 など

求道の過程を描かれたものが多い